包皮炎について | 皐月クリニック

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医療現場からの報告

2009.06.21
包茎手術について

包皮炎を放置するリスク

先日、以前カウンセリングを受けられた患者様が再び来院されました。

その方は初めての診察時、包皮に炎症が見られましたが、症状を軽く考え、「また後日治療を受ければいい」とおっしゃっていました。当時の症状は比較的軽度で、医師としては早めの治療をお勧めしましたが、その時点では患者様の中で治療の優先順位が高くなかったようです。

しかし、その後に炎症が何度も繰り返され、症状が悪化。結果として亀頭直下に重度の締め付けができてしまい、痛みや痒みが強くなるまでになっていました。このような状態になると、通常の治療では十分な効果を得られず、治療の選択肢がかなり限られてしまうことがあります。

最悪の場合、手術が不可能になることもあるため、医療的な対応が非常に困難になる可能性があるのです。幸い、この患者様は手術がまだ可能な段階で来院されました。

そのため治療を行うことができましたが、状態が悪化していたため、当初計画していた手術方法を変更する必要がありました。術後、患者様は「あの時に治療をしておけば良かった」と笑顔でおっしゃっていましたが、その言葉の裏には、早期治療の重要性を実感されたお気持ちが伝わってきました。

包皮炎は自然に治る病気ではなく、放置すればするほど症状が進行し、治療が困難になる可能性が高まります。また、進行すればするほど患者様の体や心への負担が増えることも見逃せません。

特に、炎症が慢性化すると日常生活の質も低下し、さらなる不安やストレスを引き起こすことがあります。早期治療によって、こうしたリスクを未然に防ぐことが可能です。

包皮炎の初期症状を感じた場合や、少しでも違和感を覚えた際は、できるだけ早く医療機関を受診し、適切な治療を受けることをお勧めします。早めの行動が、健康な生活を取り戻す一歩となります。

この記事の監修医師