仮性包茎・真性包茎・カントン包茎の症状と見分け方|医療現場からの報告|包茎手術のことなら皐月クリニック

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医療現場からの報告

2025.07.02
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仮性包茎・真性包茎・カントン包茎の症状と見分け方

目次
  1. 仮性包茎とは?
    1. 仮性包茎の症状
    2. 仮性包茎の見分け方
    3. 仮性包茎の注意点
  2. 真性包茎とは?
    1. 真性包茎の症状
    2. 真性包茎の治療
  3. カントン包茎とは?
    1. カントン包茎の症状
    2. カントン包茎の見分け方
    3. カントン包茎の治療
  4. まとめ

貴方は仮性包茎、真性包茎、カントン包茎の違いに悩んでいませんか? 実はそれぞれの症状や見分け方を知らないことで、適切なケアをおこたり、将来的に健康問題を引き起こす可能性もあるのです。この記事では、仮性包茎、真性包茎、カントン包茎の症状や見分け方を分かりやすく解説します。それぞれの包茎の種類の特徴を理解することで、ご自身またはパートナーの状態を正しく把握し、適切な対応ができるようになります。 さらに、各包茎に潜むリスクや治療の必要性についても触れているので、不安を解消し、健康的な生活を送るための第一歩を踏み出してください。

1. 仮性包茎とは?

仮性包茎とは、平常時は亀頭が包皮で覆われているものの、手で包皮をむくことができる状態を指します。勃起すると自然に皮がむけるタイプや、勃起しても皮がむけたままにならない重症のタイプなど、仮性包茎の症状や程度には個人差があります。

1.1 仮性包茎の症状

仮性包茎の主な症状は、亀頭が包皮に覆われていることです。しかし、手で容易に包皮をむくことができるため、必ずしも症状として自覚されない場合もあります。仮性包茎の状態では、亀頭と包皮の間に恥垢が溜まりやすく、不衛生になりがちです。
これが悪臭や感染症の原因となる可能性があります。

1.2 仮性包茎の見分け方

仮性包茎かどうかを見分けるには、以下の点をチェックします。

  • ・ 平常時:亀頭が包皮に覆われている
  • ・手で包皮をむく:容易に亀頭を露出できる

勃起時に亀頭が露出するかどうかは、仮性包茎のタイプによって異なります。
自然に露出する場合もあれば、露出しない場合もあります。

状態 亀頭の露出
平常時 ×
手で包皮をむく
勃起時 場合による
1.3 仮性包茎の注意点

包皮輪が狭いタイプの仮性包茎の場合、勃起時に無理に包皮をむくと、嵌頓包茎(かんとんほうけい)になってしまう可能性があります。痛みや腫れ、血行障害などの深刻な症状を引き起こすため、注意が必要です。特に、思春期を迎える頃の男子は、自分の身体の変化に戸惑い、無理に包皮をむこうとする傾向があります。正しい知識を身につけ、適切なケアを行うことが重要です。

仮性包茎 詳しく知りたい方はこちら≫

2. 真性包茎とは?

真性包茎とは、平常時でも勃起時でも亀頭が包皮に覆われたままの状態を指します。包皮口が非常に狭いか、亀頭と包皮が癒着しているため、手で包皮を剥くことが困難です。

2.1 真性包茎の症状

真性包茎の主な症状は以下の通りです。

  • 亀頭が常に包皮に覆われている:平常時だけでなく、勃起時にも亀頭が露出しない
  • 包皮口が非常に狭い:指で包皮を広げようとしても、ほとんど開かない。
  • 亀頭と包皮の癒着:亀頭と包皮がくっついているため、無理に剥こうとすると痛みや出血を伴う場合がある。
  • 排尿困難:包皮口が狭いため、尿がスムーズに出ないことがある。特に幼児期に症状が現れやすい。
  • 感染症のリスク:包皮垢が溜まりやすく、細菌感染を起こしやすくなる。
2.2 真性包茎の見分け方

真性包茎かどうかを見分けるには、以下の点をチェックします。

項目 真性包茎 仮性包茎
亀頭の露出 平常時、勃起時ともに露出しない 平常時は覆われているが、手で剥ける(勃起時に露出する場合もある)
包皮口 非常に狭い 比較的広い
痛み 無理に剥こうとすると痛みを伴う場合がある 痛みは少ない

ただし、自己判断は危険です。専門医の診察を受けることで、正確な診断を受けることができます。

2.3 真性包茎の治療

真性包茎の治療法としては、主に以下の2つの方法があります。

  • 薬物療法:ステロイド軟膏を塗布することで、包皮の柔軟性を高め、癒着を剥がれやすくする治療法です。
  • 手術療法(包皮切除):包皮の一部または全部を切除する手術。根本的な治療法であり、最も確実な方法です。局所麻酔で行われることが多く、日帰りで手術が可能です。

真性包茎は放置すると、衛生上の問題や性機能への影響が生じる可能性があります。特に、排尿困難や痛みがある場合は、早めに泌尿器科または包茎専門クリニックを受診しましょう。

真性包茎 詳しく知りたい方はこちら≫

3. カントン包茎とは?

カントン包茎とは、正式には「嵌頓包茎」と言い、包皮輪が狭いのにもかかわらず、包皮を無理に剥いたり、剥いたまま放置したりした結果、包皮が亀頭よりも後ろに締め付けられて戻らなくなる状態です。医学的には、亀頭の後方で包皮が環状に絞扼された状態と定義されます。 リンパ液の循環が悪くなり、亀頭にリンパ液が溜まって腫れ、さらに締め付けが強くなるという悪循環に陥ります。放置すると壊死に至る可能性もあるため、緊急を要する状態です。

3.1 カントン包茎の症状

カントン包茎の主な症状は以下の通りです。

症状 詳細
亀頭の腫れ 無理にむいた場合、元に戻せなくなり腫れる場合があります
痛み むこうとすると、亀頭が締め付けられることで強い痛みを感じます
排尿 腫れによって尿道口が圧迫され、排尿が困難になる場合があります
変色 血流が悪くなるため、亀頭が紫色に変色することがあります
3.2 カントン包茎の見分け方

仮性包茎や真性包茎と異なり、包皮先端の口の部分が狭く亀頭を露出せさせようとすると、むけきれなかったり、むくと締め付けや痛みを感じる特徴があります。以下の点に注意して見分けましょう。

  • ・むくと締め付けや痛みを感じる。
  • ・亀頭が腫れている、または紫色に変色している。
  • ・強い痛みを伴う。

これらの症状が見られる場合は、一刻も早く専門医の診察を受ける必要があります。

3.3 カントン包茎の治療

カントン包茎の治療法は、絞扼の部分を正確に除去することが必要になります。
剥いた状態で戻らなくなった場合は、医師により腫れた亀頭を圧迫しながら包皮を元に戻す事はできますが、根本的な解決にはならない為、絞扼部を含んだ包皮切開などの外科的処置が必要になります。剥いて戻らなくなった状態が長く続くと亀頭が壊死する危険性があるため、迅速な対応が重要です。
軽度の場合でも、包皮切除などの手術をおすすめしております。

カントン包茎 詳しく知りたい方はこちら≫

4. まとめ

仮性包茎、真性包茎、カントン包茎の違いについて解説しました。仮性包茎は亀頭が露出しないものの、手で剥くことで露出できる状態です。真性包茎は、亀頭が全く露出しない状態であり、炎症や衛生上の問題が生じる可能性があります。カントン包茎は、包皮の先端が狭くなっており、亀頭の一部しか露出しない状態です。それぞれ症状や見分け方に違いがあり、特に真性包茎とカントン包茎は専門医の診断が必要です。自己判断せず、気になる症状がある場合は、皐月クリニックにご来院ください。

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